
「インフルエンザは冬の病気」というイメージを覆すような立ち上がりを見せている今シーズン。厚生労働省が10月23日に発表した最新データ(第42週=10月12日〜18日)をもとに、今の流行の姿と、家庭でできる備えを整理します。
今年のインフルエンザ、流行入りがすごく早かったって本当?
本当だよ。厚生労働省は今シーズンの流行入りを8月28日に公表していて、感染症法が施行された1999年以来、2番目に早い流行入りなんだって。
最新データ:全国では少し減少、でも地域差が大きい
直近の数字はどうなっているの?
10月23日発表の第42週(10月12日〜18日)のデータでは、全国の定点当たり報告数は9.08人。前週の12.81人からは減って、流行入り以来初めての減少になった(大型連休で報告が減った週を除く)。患者の報告総数は3万3,864人だよ。
じゃあ、もうピークは過ぎたの?
それは早合点かも。定点当たり10人を超えている道県はまだ12あり、最多の沖縄県は19.68人、埼玉県15.39人、北海道12.32人と、地域によっては高い水準のままなんだ。全国平均が下がっても、住んでいる地域の数字を見るのが大事だね。
学校まわりへの影響も出ているの?
第42週は、休校29施設、学年閉鎖195校、学級閉鎖758校が報告されているよ。子ども同士の広がりが続いていることがうかがえる数字だね。
本当のピークは「これから」
例年のピークっていつだっけ?
例年の流行シーズンは12月から3月とされているよ。つまり今の数字は「例年なら流行前」の時期に出ているもので、本格的なピークはまだ先にある可能性がある。早い流行入りの年にどう推移するかは読みにくいからこそ、早めの備えが効いてくるね。
備えとして、基本はやっぱり…。
厚労省が呼びかけているのは、石けんと流水による手洗い、こまめな換気、適切な湿度の維持といった基本的な対策。それに、流行が本格化する前の予防接種の検討も選択肢だね。
まとめると、チェックは3つ。流行入りは8月28日で史上2番目の早さ、最新の全国値は9.08人と少し減少、でも12道県では10人超えが続いていて地域差が大きい。そして例年のピークは12月以降で、まだこれから。数字に一喜一憂せず、地域の情報と基本の対策で備えよう。
参考リンク
- インフルエンザ報告数が減少、1道11県は依然注意報レベル(日経メディカル、2026-10-23)※厚生労働省の第42週発表に基づく
- インフルエンザ3週ぶり減少、依然12道県で定点報告10人超(リセマム、2026-10-23)※厚生労働省の第42週発表に基づく
※数値はすべて厚生労働省が2026年10月23日に発表した第42週(10月12日〜18日)の発生状況に基づきます。定点当たり報告数は、定点医療機関1か所あたりの1週間の患者報告数です。
