「試験日になると、お祖母様が亡くなってしまうんです」慶應大教授の“警告メール”がXで再び大バズりした理由

試験と締め切りに追われる学生たち(イラストはイメージです)

カエル「ねえ、見た? Xでめちゃくちゃ回ってきてる教授のメール」

ウサギ「見た見た。『試験日になると、お祖母様が亡くなってしまう』ってやつでしょ。最初、笑っちゃったんだけど、だんだん背筋が伸びた」

カエル「わかる。笑えるのに、刺さるんだよね」

いま、そんな声が広がっています。

話題になっているのは、慶應義塾大学の中室牧子教授が学生に向けて送ったとされる注意喚起のメールです。以前に送られたものが掘り起こされ、この数日でXを中心に再び拡散されました(話題の経緯はこちら)。

「お祖母様の死亡率が非常に高い授業」って、どういうこと?

ウサギ「でもさ、なんで“お祖母様”なの? お祖父様じゃダメなの?」

カエル「そこがポイントらしいよ。試験日や課題の締め切り直前になると、『お祖母様が亡くなった』『パソコンが盗まれた』『テロに巻き込まれた』っていう連絡が、なぜか一気に増えるんだって」

ウサギ「うわ、心当たりある人が多そう……」

カエル「特に、英語プレゼンみたいな難易度が高い課題のときは、その数がものすごいことになるらしい」

ウサギ「つまり教授は言いたいわけだ。『本当に大変な人もいる。でも、言い訳に使うのはやめようね』って」

カエル「しかも言い方が優しいんだよね。怒るんじゃなくて、『ご存命の方は、試験日周辺のご健康に特に留意されるようお伝えください』って。皮肉なのに、気遣いになってる」

中室教授自身も、このメールについて「授業における切実な現状」から送ったものだと説明しています。試験のたびに同じような連絡が相次ぐ現状を、ユーモアを交えて伝えようとしたわけです。

なぜ、こんなにバズったのか

この話がここまで広がった理由は、大きく3つありそうです。

1つ目は、誰にでも思い当たる“あるある”だからです。学生時代、「締め切り、やばい」「今日だけは休みたい」と思った経験は、多くの人にあります。その気持ちを、教授側の視点で言語化したところに、新鮮さがありました。

2つ目は、言葉の選び方です。「サボるな」「嘘をつくな」と正面から叱るのではなく、「お祖母様のご健康に留意してください」と伝える。そのズラし方が、読んだ人の笑いと反省を同時に引き出しました。

3つ目は、拡散しやすい一文があることです。「ものすごい数のお祖母様が亡くなってしまう」というフレーズは、短く、強く、思わず誰かに話したくなります。SNSでバズる投稿に共通する“引用したくなる言葉”が、ここにはあります。

ウサギ「正直、私も学生のとき、単位が危なくて焦ったことある」

カエル「あるよね。でもさ、このメールを読んで思ったのは、『困ったときに、どう伝えるか』って大事だなってこと」

ウサギ「確かに。本当に体調が悪いときや、どうしても間に合わないときは、早めに、正直に相談する。それだけで印象は全然違う」

カエル「教授も鬼じゃないもんね。むしろ、学生の事情を分かってるからこそ、あの書き方になったんだと思う」

笑って終わり、にしないために

このメールは、単なる笑い話ではありません。締め切り直前の言い訳が増えれば、本当に事情があって配慮が必要な人の声まで、疑われやすくなってしまいます。それは、結局は学生全体にとって損な話です。

だからこそ、このバズり方は少し健康的かもしれません。笑いながら、「自分は大丈夫かな」と振り返るきっかけになるからです。

カエル「というわけで、私たちも締め切りは守ろうね」

ウサギ「そうだね。お祖母様には、元気で長生きしてもらおう」

カエル「それが一番の“対策”だね」

あなたの学生時代にも、思い当たるエピソードはありますか?

参考リンク

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